1月11日(日)にアスティとくしまで開催された、部長の武知実波さんが
アンバサダーを務めているアウトドアブランド『patagonia』が制作した
ドキュメンタリー映画「ダムネーション」の上映会に行って参りました!
会場には小さな子どもから大人まで、満員になるほどたくさんの方が集まっていました。
恐らく、日頃から自然に触れている方々なのかなと思います。
僕も自然を愛する人間の1人として、感じたことをレポートさせていただきます。
サーフィン部のメンバーはもちろん、1人でも多くの方の目に届いて欲しいです。
まずは映画のストーリーから。
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アメリカ全土につくられた7万5千基のダム。
それらの多くは川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。
むしろダムの維持には高い経済的コストもかかっている。
そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。
だが「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながらも川の自由を求め続けてきた人びとの挑戦があった。
彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。
(NPO法人川塾Facebookページより抜粋)
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「役立たずのダムを取り壊せ」というサブタイトルの通り、
ダムの建設からダムによる環境問題の発生、それに対してダムの撤去を訴える
人々の運動、そして撤去に至るまでの一連の流れをみることが出来ました。
もともとは善いものとして次々に建設されたダム。
しかし、次第に多くの環境問題を引き起こします。
映画には自然のために戦い挑戦し、ダムの撤去を訴える大勢の方々が登場していました。
全てのダムが悪い!とは一概に言えず、あくまで『“無駄な”(役立たずの)ダム』には断固反対であり、1つ1つ精査しながら壊していくのが彼らの共通の認識のようです。
ダムによって守られている命もあります。
そしてもちろん、ダムは莫大な費用によって建設され、
壊すのにも莫大な手間と費用がかかります。
ただ、ダムによって失われるものは底知れません。
滝や多くの生き物、そして、人間の伝統的な暮らしも。
彼らの行動が国を動かし、ダムが撤去され、再び自然が蘇る様子には
とても心が打たれました。
僕らがいつもお世話になっているサーフショップLESさんから、
ビーチへ向かう途中にもダムはあります。
身近にあるにも関わらず、今まであまりその存在を気にしたことはありませんでした。
今回はダムが主なテーマでしたが、ダム以外にも自然環境へ影響を及ぼしているものは
意外にも身近なところにあるのかもしれません。
もしかしたら、自分たちが普段何気なく行なっていることが自然環境やそこにすむ
動植物を脅かしているのかもと考えると、やはり無知が一番怖いと感じました。
僕らはいつも自然の恩恵を受けてサーフィンを心から楽しめています。
自分の周りにある身近な自然に対してアンテナを張り、少しでも自分でできることを
やりたいと思いました。
何も知らない、環境に対して配慮がないのはただただ格好悪いなと。
僕らにとって大切であり、必要なことを感じさせてもらったように思います。
そして、これらのことを身近な人から発信し、行動を変え、自然を護る使命が
僕らにはあるのではないでしょうか。
主催のNPO法人川塾の皆さん、ありがとうございました!
これまでも、この先も、自然と共に生きていく人間として、自然の将来の姿を
written by 小林冬馬